夏タイヤ・冬タイヤを自分で交換しよう

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タイヤ交換

雪道を走行する際には必須のアイテムであるスタットレスタイヤ。雪国はもちろん、都心でも準備されている方は多いと思います。

ただしスタットレスタイヤは当たり前ですが持っているだけでは意味がなく、車に装着させる必要があります。雪の天気予報が出た日には、タイヤ交換でカーショップが連日大混雑になることもしばしば…。

こんな時、自分でタイヤ交換ができたらカーショップで長時間待つこともなく、自分のペースでスタットレスタイヤを装着することができます。さらには交換費用も不要で節約にも!

もちろん車の部品の中でもタイヤは安全に関わるとても重要な装備です。正しい手順を心がけてタイヤ交換をしてみました。

準備・所要時間

必要な道具
・スタットレスタイヤ
・スタットレスタイヤ用ナット
・レンチ
・ジャッキ
・輪留め
・空気入れ

かかった時間
・1時間ほど

前輪の前側に輪留めを置く

作業中に誤って車が動かないよう、タイヤの前後に輪留めを設置します。サイドブレーキをかけておけば動くことはありませんが、安全のために設置しましょう。

タイヤぎりぎりに置くと、ジャッキアップした車を下したときにタイヤに挟んでしまうことがあります。タイヤから少し離して設置しておくとよいです。

輪留め

ジャッキアップする

交換するタイヤの近くのジャッキアップポイントに、ジャッキをセットします。ジャッキアップポイントは説明書に記載されています。狭い範囲にビードで印がある車が多いです。

ジャッキアップポイント

ジャッキは油圧ジャッキをおすすめします。毎年2回の作業となるので、できるだけ作業を楽にしてくれるアイテムを揃えておくとよいと思います。


ジャッキアップポイントにジャッキをセットしたら、車体をジャッキで浮かせていきます。タイヤが3cmほど浮き上がる程度で大丈夫です。

タイヤのナットを外す

次にタイヤのナットを外していきます。この作業は電動インパクトレンチを利用すると格段に効率が良くなります。また規定トルクもある程度守れるのでおすすめです。


ナットを外す際、タイヤが倒れてくることがあります。タイヤを外すコツとして最後に外すボルトを一番上にして、最後のナットを外すときにはタイヤの下側を足で押さえつけておくとタイヤが倒れてこないです。

タイヤを交換する

ナットをすべて外し終わったら、タイヤを交換します。交換するタイヤは空気を入れるバルブの位置を4本とも揃えておきましょう。交換後に4本のタイヤのロゴがそろうようになります。

タイヤを付け替えたらナットを締めていきます。五芒星(☆の一筆書き)の順番でナットを締めると、タイヤの中心が偏ったまま取り付くことを防ぐことができます。また電動インパクトレンチを使用する際は、先に手である程度まで回しておきましょう。ナットが斜めについていた場合、いきなり工具を使うとねじ山を傷つけてしまいます。

ナットを締める順番

車体を下ろす

ナットを締め終わったら、ジャッキを下ろしていきます。一気に車体が下りると危険ですので、ゆっくり下ろしましょう。油圧ジャッキの場合は油圧の開放バルブを少しずつ回し、速度調整をしましょう。

トルクレンチで本締めする

トルクレンチで規定値までナットを締めます。緩くて走行中にタイヤが外れたり、逆に締めすぎてハブボルトが折れることを防ぐことができます。

締め付けトルクは車両重量によって異なってきます。だいたい100~140N・mですが、説明書を確認して正しい数値で締めましょう。

空気圧を確認する

最後に空気圧を測定し、不足している場合は空気を入れます。こちらも車両ごとに規定値があり、大抵はドアを開けたところに数値が書いてあります。

電動の空気入れがあると、ガソリンスタンドに行かなくても自宅で作業できて便利です。


この一連の作業を4本分繰り返せば交換完了です!

最後に

車は自分で整備できるところが結構多いです。整備工場にすべてお任せしてもよいですが、自分で作業をすることで車に関する知識が増えていざというときに自力で解決できることも増えるんじゃないかなと思います。

安全第一を心がけて、自分で整備できるところは定期的に行って愛車を長持ちさせたいです。