タッチレス水栓を復活させよう

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タッチレス水栓

キッチンのタッチレス水栓は、手をかざすだけで水を出したり止めたりできる優れもの。料理中で手が汚れていても、水栓レバーを触れることなく気軽に水の出し入れができます。

そんな我が家のタッチレス水栓「ナビッシュ」ですが設置後10年が経ち、水が止まらない。。。といったことがちょくちょく発生するようになりました。

手をかざしても水が止まらないので、しょうがなく水栓レバーを使って水の出し入れをします。タッチレス機能封印です。

ただ終いには水の出る量も減ってきて、キーンと変な音まで発するようになってしまいました。これでは普段使いに支障をきたすので、買い替えか修理をすることに。

買い替えを簡単に調べてみると、工事費込みで8万円超えてくるんですね。この金額はちょっと厳しい。そこで修理はできないかということで、まずは故障状況を確認してみます。

故障状況

①水漏れはない
②タッチレスのセンサーは反応して点滅している
③水栓レバーで水が止まる

水が止まらない、漏れるということならパッキンやカートリッジですが、そこではなさそうです。センサーも反応しているので、電気的に水栓を開け閉めする電磁弁の故障かな?

ということで、電磁弁を交換してみることにしました。

電磁弁

注意)電磁弁は機種ごとにいろいろな種類があります。対応機種をしっかり確認しましょう。

ちなみに停電および故障時の応急処置として、手動で電磁弁を解放できるようです。電磁弁を交換する前に、電磁弁が開いてしまっているか確認してもいいかもしれません。手動弁が左いっぱいに回っているのが正常です。

応急処置

準備・所要時間

必要な道具
・ドライバー
・汚れてもいいタオル
・洗面器、水受け
・電磁弁

かかった時間
・1時間ほど

シンク下を露出させる

シンク下の引き出しや収納物を取り出し、作業をしやすいようにします。

ついでに溜まったほこりもふき取りました。

シンク下

水栓の元栓を閉める

これをせずに交換しようとすると、水が噴き出します。忘れずに最初に作業をしましょう。

温水と冷水の2か所とも元栓を閉めます。マイナスドライバーを使って右に最後まで回します。

元栓を閉めたら、念のため蛇口から水が出ないか確かめておきます。

元栓

水栓付近にタオルを設置する

電磁弁を外す際、管に溜まっているコップ1杯分くらいの水が出てきます。

さっとふき取れるよう、あらかじめタオルを巻いておくとよいです。

タオル

電磁弁についている赤いコネクタを外す

電磁弁についているコネクタをゆっくり外します。コネクタの両サイドの部分を押しながら左右に引くことで、簡単に外すことができます。

ケーブルが細いので、力を入れすぎてちぎれることがないように気を付けましょう。

赤いコネクタ
コネクタ外し後

電磁弁の下側の管を外す

電磁弁の下側の管を回し、電磁弁から取り外します。

手で簡単に外すことができますが、水が溜まっているので不用意に振ったりしないほうが良いです。

下の管

電磁弁上側の白いキャップを外す

電磁弁の上側は金属で固定されており、その金属が外れないようにプラスチックのキャップが付いています。

白いキャップを下から上に外します。少し硬かったので、マイナスドライバーで両サイドを引き上げました。

白いキャップ

金属クリップを外し、電磁弁本体を引き抜く

キャップで固定されていた金属のクリップを、開きながら外します。

あとは電磁弁を下に引き抜けば取り外し完了です。

金属クリップ

電磁弁を交換する

新しい電磁弁を取り付けます。それからこれまでの作業を逆に進めていきます。

・金属クリップを取り付ける
・白いキャップを上から差し込む
・電磁弁の下側の管を回して取り付ける
・赤いコネクタを取り付ける

赤いコネクタは逆向きにつけられないように、片側の爪が飛び出しています。はまりにくい様なら裏返して嵌めてみてください。

赤いコネクタ裏表

水量の調整・作業完了

ここまでで電磁弁の交換は完了ですので、水栓の元栓を開けます。温水、冷水それぞれの出る量を確認しながら元栓を緩めます。

1/3くらい左に回すくらいがちょうどよかったです。

これに手作業完了です。タッチセンサーにもばっちり反応して、快適な水回りが戻ってきました!

最後に

水回りのDIYということで失敗しないか心配でしたが、水栓の開閉以外は工具も不要で簡単な作業ばかりでした。

ただ電磁弁は10,000円くらいと高額で、型番や故障個所を間違えていたら悔しい結果となっていたので一安心でした。お金のかかるDIYは緊張しますね。。

タッチレス水栓で、同じような不具合のあるかたの参考になれば幸いです。